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2017年買って良かった本たち

Category : Design Talk, Life · by Dec 30th, 2017

今年の総括がわりに、今年買って良かった本を3冊まとめてご紹介します!

 

The Visual History of Type
By Paul McNeil

まずデザイン関連書籍で、今年一番買って良かったと思ったのが、この欧文書体の歴史をまとめた一冊。
著者はNeirMcNeilのポール・マクニール。最近ではeye magazine 94において、8000冊分の個別の表紙デザイン企画を手がけたデザインユニットの一人で、私にとってはロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーション時代の隣のクラスの先生でもあります。
320以上の書体を年代順に収録し、タイポグラフィー的分類や成り立ちの歴史を網羅した書籍です。
非常に大きく重いものではありますが、体系的に書体のことを学べるうえ見た目も美しい、いつでも眺めていられる読み物です。
タイポグラフィーに興味のある人には必携。邦訳が出る予定があるか分かりませんが、日本のデザイン系の学校にも広く置かれてしかるべきだと思います。何なら私が翻訳したいくらいです!

 

Balancing Act: Behind the Scenes at London’s National Theatre
By Nicholas Hytner

英国ロイヤル・ナショナル・シアターの前芸術監督ニコラス・ハイトナーの回顧録。
ナショナル・シアターでの仕事を中心に、駆け出しのころから、今年新しくオープンしたブリッジ・シアターの着想にいたるまで、華々しいキャリアを振り返ります。その筆致は本人のイメージ通りカジュアルで知的、とても読みやすく楽しい1冊です。
ヒストリー・ボーイズなど、私の大好きな演目はもちろんですが、それ以外の演目の裏側についても描写が的確で面白くて、ぐいぐい読み進められます。
こちらはオーディオブックもオススメで、大半は本人の朗読(上手い)と戯曲の引用はサイモン・ラッセル・ビールなどの俳優が担当していて、聞き応え十分。

 

ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室
キャスリーン・フリン 著、 村井理子 翻訳

料理にコンプレックスがある女性9人を集めて行われた、情熱溢れる料理教室の記録。手の洗い方や包丁の握り方から始まり、調味料の味をブランド毎に確かめてみる体験、鶏の丸焼きなどにまで、先生と生徒が一緒に挑戦する姿はとてもドラマチックです。
こちらは今年、私の生活を変えた一冊。
実は今まで料理って「必要だけど出来るだけ時短したい工程」と思っていたので、出来ることならあんまりやりたくなかったのです。それが、私がこの本に刺激を受けて、いまでは毎週こねないパンを焼くようにまでなりました。もしかして料理って難しくないのかも、と思わせ、実際にキッチンに立ちたくなる本です。

 

さて、今年は夏にはロンドンで卒業式、秋には日本で博士後期課程に入学し、さらなる研究の道に進むことを決意した年になりました。グラフィックデザインのお仕事もしつつ、基本的には京都で、時々東京にも訪れたりしながら過ごしております。相変わらず日々をせわしなくするのが好きなようで、今年ももうすっかり年末になってしまいました。健康にも気を使いつつ、楽しいことをして過ごしたいなあと思っています。
また2018年は、社会の進む方向に不安も覚えました。来年は何よりもより良い世界になればいいなと願っていますし、私もどのような志で生きればいいのかと日々考えていきたいです。

それでは、良いお年を。

| The Visual History of Type |
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| ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室 |

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